
Legend of Runeterra/レジェンド・オブ・ルーンテラの先行プレイ権を入手したのでぼちぼちプレイしてみた。その雑感およびMtGやHSプレイヤー向けのキーワード互換を整理したのでまとめる。
簡易なルールメモと全体的な雑感
大まかなルールとしては、ライフ20点を削り合うごくオーソドックスなもの。
ラウンドと呼ばれる時間軸で推移する。各ラウンドごとに攻撃側と防御側が入れ替わる。ラウンド間では互いに1アクションずつ取り、互いにパスしたところで戦闘に突入(某なんとかfactに似ている)。なお、防御ラウンドでもユニットの召喚は可能。
そもそもユニットは出た瞬間から行動できる(攻撃・防御)ので、相手が攻撃枚数を増やしてきたことに合わせてブロッカーを立てる、のようなアクションが可能。

マナの概念があるが、土地的なものはなく、HSシステム(毎ターン1増加。最大10)。ただし、ラウンドごとに余剰マナは最大3まで翌ラウンドに持ち越してスペルにのみ使用することができるところが独特。

一度に並べられるユニットは最大6。この辺りはモバイルを見据えてのこともあるかと思われる。
ユニットは対面している同士で戦闘する。これも某なんとかfactっぽい。
スペルに割り込みという概念があり、MtGで言うところのスタック的に解決される。割り込めるもの・割り込めないものまたタイミングがあり、読み合いを発生させる。
総じて、HS的な手軽さとMtG的な奥深さをよいバランスで融合させているなという印象。
私は元ネタであるLOLを全く知らないが、知らなくても十分楽しめているし、想像以上に面白い、いい出来だなと感じている。
Pros
- 全体的なテンポの良さ
- 土地事故の類が発生しない
- カードパック制度がない(これはまだProなのかConなのかはわからない)
※メタを新鮮に保つために考案された仕組みらしい。詳細は以下を参照。
https://playruneterra.com/ja-jp/news/yori-yoi-kado-gemu-o-tsukuru-kado-no-nyushu-shisutemu - リッチなビジュアル・演出

- ローカライズ済み

- メモリ消費量が少な目
Cons
- モバイル版を前提としたUI設計(ボタンやアイコンが大きすぎて辟易する)


- ラウンド中、何ができて何ができないのかやや分かりにくい
- コレクション・デッキリストの視認性が悪い(デッキリストも1枚1枚が大きく描画され過ぎている)

- コンシードが無い?(探したが見当たらず)
- カードプールの狭さ(流石にアーリーアクセスなので仕方ない)
キーワード互換整理
スペル/ユニット/状態ごとにキーワードを解説する。
なお、記載順は特に意味はない。
スペルのキーワード
スロウ

非戦闘中かつ他のスペルを詠唱していない場合のみ詠唱可能。
制限が大きい分、強力な効果であるものが多い。
MtG:ソーサリー HS:該当なし
ファスト

いつでも詠唱可能。割り込み可能。
戦闘が始まってからも打てるので、読み合いが発生する。
MtG:インスタント HS:該当なし
バースト

いつでも詠唱可能。割り込み可不可。
所謂バットリ(コンバットトリック)系が主。
MtG:インスタント(打ち消されない系) HS:該当なし

ユニットのキーワード
フィアサム

パワー2以下のユニットにはブロックされない。
チャンプブロックを許さないので、線が細いデッキだと苦労することに。
MtG:該当なし HS:該当なし

クイックアタック

アタック時にブロッカーより先にダメージを与える。
ブロック時には適用されないので、「あっ」というのを何回かはやるやつ。
MtG:先制攻撃(ただしアタック時のみ) HS:該当なし
ダブルアタック

アタック時にブロッカーより先にダメージを与え、さらにその後再度アタックする。
現在のカードプールにはほとんど存在しない。故に忘れがちでそして忘れているとうっかり死ぬやつ。
MtG:二段攻撃(ただしアタック時のみ) HS:疾風
バリア

ユニットが次に受けるダメージを無効化する。1ラウンドのみ持続 。
MtG:該当なし HS:聖なる盾
オーバーパワー

ブロッカーに与えたダメージの超過分をフェイスに入れる。
MtG:トランプル HS:該当なし
リジェネレーション

ラウンドの開始時に体力を全回復する。
MtG:該当なし HS:該当なし

チャレンジャー

アタック時、任意のユニットをブロックさせることができる。
HSの挑発の逆バージョンのようなイメージ。2/1チャレンジャーで3/2を取るといった有利トレードを行うことができ、結構便利な印象。
MtG:該当なし HS:該当なし
ラストブレス

死亡時に発動。
ラストブレス:XXXX のように表記される。
MtG:(死亡したとき) HS:断末魔
プレイ

手札から場に出たときに発動。
プレイ:XXXX のように表記される。
MtG:ETB(戦場に出たとき)に近いが、手札からのみ HS:雄叫び
ブロック不可

わかりにくいが、これを持つユニット「が」ブロックに参加できない。
高スタッツのデメリットとして付いていることが多い。
MtG:該当なし HS:該当なし
イルーシブ

これを持つユニット以外にはブロックされない。
強力な回避能力ゆえ、所持しているユニットのスタッツはやや低め。
MtG:飛行 HS:該当なし
ストライク

戦闘によりダメージを与えたときに発動。
ストライク:XXXX のように表記される。
MtG:該当なし HS:該当なし

ネクサスストライク

ネクサス(フェイス・本体)にダメージを与えたときに発動。
ネクサスストライク:XXXX のように表記される。
MtG:該当なし HS:該当なし
サポート

アタック時に右隣のユニットに効果を与える。
サポート:XXXX のように表記される。
このゲームも配置学が重要ということか・・・
MtG:該当なし HS:該当なし
タフ

あらゆる被ダメージを1軽減する。
タフ持ちユニットは1/1トークンに対して無敵ということだ。
MtG:該当なし HS:該当なし
エフェメラル

1回ストライクするかラウンド終了時に死亡する。
サクり台に最適。
MtG:該当なし HS:該当なし


ライフスティール

与えたダメージ分ライフを回復する。
MtG:絆魂 HS:生命奪取
忠義

これを持つユニットが召喚されたとき、デッキの1番上のカードが同じ地域であった場合に効果を発動する。
忠義:XXXX のように表記される。
MtG:該当なし HS:該当なし

状態のキーワード
スタン

ユニット1体を戦闘から除外する。ラウンド終了までアタック・ブロックできない。
所謂バウンスとも少し異なる。
MtG:該当なし HS:該当なし
凍結

ラウンドの間、ユニット1体の攻撃力を0にする。
MtG:該当なし HS:凍結(ただし凍結後に攻撃力を上げればアタック可能)
リコール

ユニット1体を手札に戻す。付属していた効果は全て失う。
所謂バウンス。
MtG:該当なし HS:該当なし

エンライト
マナが10ある場合に発動する。
エンライト:XXXX のように表記される。
MtG:該当なし HS:該当なし

一覧化しておいたぞ
# | キーワード | 種別 | 説明 | MTG | HS |
1 | スロウ | スペル | 非戦闘中かつ他のスペルを詠唱していない場合のみ詠唱可能 | ソーサリー | – |
2 | ファスト | スペル | いつでも詠唱可能。割り込み可能 | インスタント | – |
3 | バースト | スペル | いつでも詠唱可能。割り込み不可 | – | – |
4 | フィアサム | ユニット | パワー2以下のユニットにはブロックされない | – | – |
5 | クイックアタック | ユニット | アタック時にブロッカーより先にダメージを与える | 先制攻撃 ※ただし攻撃時のみ | – |
6 | ダブルアタック | ユニット | アタック時にブロッカーより先にダメージを与え、さらにその後再度アタックする | 二段攻撃 | 疾風 |
7 | バリア | ユニット | ユニットが次に受けるダメージを無効化する。1ラウンドのみ持続 | – | 聖なる盾 |
8 | オーバーパワー | ユニット | ブロッカーに与えたダメージの超過分をフェイスに入れる | トランプル | – |
9 | リジェネレーション | ユニット | ラウンドの開始時に体力を全回復する | – | – |
10 | チャレンジャー | ユニット | アタック時、任意のユニットをブロックさせることができる | – | – |
11 | ラストブレス | ユニット | 死亡時に発動 ラストブレス:XXXX のように表記される | (死亡したとき) | 断末魔 |
12 | プレイ | ユニット | 手札から場に出たときに発動 | ETB(戦場に出たとき) ※手札からのみ | 雄叫び |
13 | ブロック不可 | ユニット | わかりにくいが、これを持つユニット「が」ブロックに参加できない | – | – |
14 | イルーシブ | ユニット | これを持つユニット以外にはブロックされない | 飛行 | – |
15 | ストライク | ユニット | 戦闘によりダメージを与えたときに発動 ストライク:XXXX のように表記される | – | – |
16 | ネクサスストライク | ユニット | ネクサス(フェイス・本体)にダメージを与えたときに発動 ネクサスストライク:XXXX のように表記される | – | – |
17 | サポート | ユニット | アタック時に右隣のユニットに効果を与える サポート:XXXX のように表記される | – | – |
18 | タフ | ユニット | あらゆる被ダメージを1軽減する | – | – |
19 | エフェメラル | ユニット | 1回ストライクするかラウンド終了時に死亡する | – | – |
20 | ライフスティール | ユニット | 与えたダメージ分ライフを回復する | 絆魂 | 生命奪取 |
21 | 忠義 | ユニット | これを持つユニットが召喚されたとき、デッキの1番上のカードが同じ地域であった場合に効果を発動する。 忠義:XXXX のように表記される | – | – |
22 | スタン | 状態 | ユニット1体を戦闘から除外する。ラウンド終了までアタック・ブロックできない | – | – |
23 | 凍結 | 状態 | ラウンドの間、ユニット1体の攻撃力を0にする。 | – | 凍結 |
24 | リコール | 状態 | ユニット1体を手札に戻す。付属していた効果は全て失う | いわゆるバウンス | – |
25 | エンライト | 状態 | マナが10ある場合に発動する エンライト:XXXX のように表記される | – | オメガデバステイターとかのあれ |
今後の展開予定
今後の展開については以下の様に予定されているようだ。
( https://playruneterra.com/ja-jp/news/lor-announce-faq より)

アナウンスプレビュー期間もあと2日ほど残されており、プレイしてみたい方は頑張ってTwitch等で複数窓で視聴してDropを待ってみよう。
※Twitchの設定からRiot Gamesとのリンクをしておかないと意味がないので注意

オーバーパワーは HS:該当なしだが爆発のルーンって書けばいいと思うよ。