
2019/02/01にドット絵ターン制ストラテジー「WarGroove」がリリースされた。
特に事前に知っていたゲームではなかったのだが、たまたまSteamをぶらついていた際に発見し、綺麗なドット絵とゲームジャンルに惹かれて即購入してしまった。
期待通り、個人的には非常に好きなタイプのゲームだったので少しスクリーンショット等を交えながら紹介したい。
Steamページ
https://store.steampowered.com/app/607050/Wargroove/
ゲーム概要
ジャンルとしてはターン制ストラテジー。
ファイアーエムブレムやXCOMのように、格子状のマップでキャラクターを動かして戦わせる。
特徴
- 美しいドット絵
- 日本語対応
- コントローラ対応
- シングルプレイに加え、最大4人でのマルチプレイも
- オリジナルのマップやシナリオを作成、シェアできるエディタ機能完備
ゲームの流れ
シングルプレイのスクリーンショットを用いながら説明する。
ワールドマップ

おっさんは主人公ではない
ドラクエのように自由に動き回るタイプのものではなく、ステージ選択のためのもの。
一度クリアしたシナリオも再度プレイできる。
クリア時に評価制度(☆~☆☆☆)があるので、コンプリートしたい場合は再トライしよう。
イベントシーン

アニメーションがかわいい
シナリオのイベントシーン。
ワールドマップでシナリオを選択すると大体差し込まれる会話。
まぁ特筆すべきものはないんだけど、リアクションとかで結構ドット絵がぬるぬる動くので見てると和む。
シナリオマップ

このシナリオでは「霧がかかっていて視界が悪い」という索敵要素があるのでこのような状態からスタート
メインのマップ。
このマップ内でキャラクターを動かして戦闘等を進めていくことになる。
選択中のキャラクターの移動可能範囲が斜線のエリア(おそらく枠のみのマスは視認範囲)。
当然、キャラクターごとに移動範囲等が異なる。
戦闘

戦闘が始まったポジションに応じて左右は入れ替わるという謎のリアル感(この場合は右が自軍)
マップ上で隣接(斜め不可)すると攻撃を仕掛けることができる(逆に隣接されれば攻撃を仕掛けられる)。
このようなアニメーションが差し込まれ、仕掛けた側→受けた側の順に攻撃を行う。
おや?と思った方は鋭いが、この戦闘の仕様上、原則先に仕掛けた側が有利である。
ユニットは概ね4体で1セットになっているが、全滅するとマップ上から消える。1体でも残っていれば、表示される。
なお、ユニットの攻撃力は残体力に比例する。相性が良くてもそもそも深手を負っていると期待していたようなダメージを入れられないということも多々ある。
ユニット情報

全体的に丁寧なドット絵の中、ずいぶんと適当な槍

^ω^)わんわんお
各ユニットを右クリックすると表示できる(敵ユニットも可能)。
移動範囲やクリティカルヒットの発動条件、相性等、重要な情報が載っている。
特にクリティカルヒットは非常に重要なのでしっかり把握しておくべし。
兵舎

騎兵高すぎ問題
シナリオマップ内に兵舎と呼ばれる建物があり、これを押さえると毎ターン1回ゴールドを使用して兵隊を補充することができる。
同じく村と呼ばれる建物を占拠することで毎ターン100ゴールドを生成してくれる。
(拠点の占拠については後述)
村の確保と兵隊の間断無い補給は非常に重要。
この辺りはRTS的な雰囲気があり、単純にユニットをぶつけ合うだけでない奥深さを与えている。
終了画面

評価ポイントは不明だが、どうやら下手くそだったらしい
勝利条件を充足もしくは自軍司令官を失うと終了画面となる。
☆の数で評価が出るので悔しい人は再プレイすること。
以上が大まかなゲームの流れとなる。
対人戦は未プレイだが、おそらくほぼ同様の条件(司令官が死ぬと敗北)となると思われる。
補足
いくつか説明していないが重要な事項があるので記載しておく。
占拠
マップ内に建物のアイコンがあるが、それらを自軍のものとする行動を占拠と呼ぶ。

赤枠が村、黄緑枠が兵舎
村は占拠すると毎ターン100ゴールドを生成し、兵舎ではそのゴールドを使用して兵隊を雇用することができる。
占拠の方法は隣接して「占拠」を選択するだけ。ただしユニットによっては占拠自体ができないものもある。
当然だが敵も拠点の占拠を狙ってくる。
しかし、先に占拠された拠点でも、攻撃をして陥落させ、こちらが占拠するということができる。
裏を返せば敵もまたこれができるので、拠点をめぐる攻防というのも発生する。
敵に占拠されると取り返すのは手数がかかり大変なのだが、ゴールドと兵力の確保は不可欠なので効率よく占拠を進めることを意識したい。
地形効果
マップ内には様々な地形があり、それに応じた効果が発生する。

背景も変わるのがよい
スクリーンショット赤枠で囲ったのが地形効果の一例で、右側は防御力が+4されていることを表している。
地形効果の一例を挙げる。
- 平地:効果なし
- 森:防御力+3
- 山:防御力+4
- 川:防御力-2
これらを上手く利用して戦闘を有利に進められるようになろう。
先行後攻とランチェスターの法則
戦闘の項でも言及したが、戦闘に関しては仕掛けた側→受けた側の順で攻撃を行う。
受けた側は先行側のダメージを負ってからの攻撃になるので圧倒的に不利である。
つまり、可能な限りは相性やクリティカルヒットを利用して先行側で一撃で処理ができるのが最高だ。
また、この手のゲームでは定番の話題だが、ユニット同士をぶつけるときはなるべく数が多い状態でぶつけた方がよい。
これは「ランチェスターの法則」というもので、以下のように説明されることに起因する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

難しいことはわからないが、2乗の差分なんだなぁと思いました
まぁ詰まるところ、ぶつける瞬間に兵力が多いことが極めて重要だということである。
WarGrooveでは1ユニット4体という制限もあるのであまり大きな影響はないかもしれないが、意識しておくとよいかもしれない。
終わりに
リリース直後でまだまだ手探り(というかシングルプレイを数時間しかプレイしていないが)だが、期待通りクオリティの高いゲームであった。
もしこの記事を見て始めてみるという方がいれば嬉しい。
マップクリエイト機能等もありかなり楽しめそうだという印象。
プレイ映像等を見たい方は以下をどうぞ。
https://www.twitch.tv/videos/373843077