【MTGA】2019年02月度ラダーの振り返りとオルゾフミッドレンジデッキ紹介

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MTGA2019年2月度のラダーでも無事ミシックランクに到達することができた。

今月のラダーについて簡単な振り返りをしながら使用したデッキや環境について紹介する。

プラチナ~ダイヤモンド

先月ミシックだったため今月はプラチナから。
環境初期はラヴニカの献身がリリースされた直後ということもあり、自分自身を含めて多様なデッキが試されていた。
自分はエスパーコントロールや門コントロールを比較的多く触った。
どちらも強力なのだが1試合が長くなるのが辛い。
しばらくいろいろなデッキで遊んでいたが全くランクが上がっていなかったので本腰を入れるために最終兵器青単を採用。

デッキリスト(JP)

4 霧(きり)まといの川(かわ)守(も)り (M19) 310
20 島(しま) (RIX) 193
3 潜(せん)水(すい) (XLN) 53
4 執(しゅう)着(ちゃく)的(てき)探(たん)訪(ぼう) (RIX) 35
3 プテラマンダー (RNA) 47
4 選(せん)択(たく) (DAR) 60
3 呪(じゅ)文(もん)貫(つらぬ)き (XLN) 81
4 セイレーンの嵐(あらし)鎮(しず)め (XLN) 79
3 航(こう)路(ろ)の作(さく)成(せい) (XLN) 48
1 排(はい)斥(せき)する魔(ま)道(どう)士(し) (M19) 55
4 大(おお)嵐(あらし)のジン (DAR) 68
3 魔(ま)術(じゅつ)師(し)の反(はん)駁(ばく) (DAR) 75
3 マーフォークのペテン師(し) (DAR) 56
1 本(ほん)質(しつ)の把(は)捉(そく) (RNA) 37

2 軽(けい)蔑(べつ)的(てき)な一(いち)撃(げき) (GRN) 37
2 フェアリーの決(けっ)闘(とう)者(しゃ) (RNA) 39
2 否(ひ)認(にん) (RIX) 44
1 アズカンタの探(たん)索(さく) (XLN) 74
1 幻(げん)惑(わく)の旋(せん)律(りつ) (XLN) 55
2 氷(ひょう)結(けつ) (DAR) 50
2 一(いっ)瞬(しゅん) (DAR) 46
3 波(は)濤(とう)牝(ひん)馬(ば) (M19) 77

デッキリスト(EN)

4 Mist-Cloaked Herald (M19) 310
20 Island (RIX) 193
3 Dive Down (XLN) 53
4 Curious Obsession (RIX) 35
3 Pteramander (RNA) 47
4 Opt (DAR) 60
3 Spell Pierce (XLN) 81
4 Siren Stormtamer (XLN) 79
3 Chart a Course (XLN) 48
1 Exclusion Mage (M19) 55
4 Tempest Djinn (DAR) 68
3 Wizard’s Retort (DAR) 75
3 Merfolk Trickster (DAR) 56
1 Essence Capture (RNA) 37

2 Disdainful Stroke (GRN) 37
2 Faerie Duelist (RNA) 39
2 Negate (RIX) 44
1 Search for Azcanta (XLN) 74
1 Entrancing Melody (XLN) 55
2 Deep Freeze (DAR) 50
2 Blink of an Eye (DAR) 46
3 Surge Mare (M19) 77

オーソドックス?なリスト。
プテラマンダーimage」の加入が大きい。
1ターン目生物、2ターン目「執着的探訪image」+「潜水image」(or「呪文貫きimage」)=EZ WIN

青単の解説は結構いろいろなところに落ちているので詳細は割愛。
ちなみにプラチナ4の底からダイヤモンドまで勝率6割、時間にして7時間程度で駆け上がったのでやはり鉄板感がある。
ラダー上がるのに最もストレスフリーなデッキの1つ。

ダイヤモンド~ミシック

そのまま青単を使い続けてもよかったのだが、フロア(負けてもランクが落ちない)に来たし少し遊ぶかということで突然オリジナルデッキを作り始める。
単純な好みもあり、オルゾフを使いたかったためあれこれと悩んだ結果、以下のようなデッキが完成。

デッキリスト(JP)

7 平(へい)地(ち) (RIX) 192
1 イクサランの束(そく)縛(ばく) (XLN) 17
1 残(ざん)骸(がい)の漂(ひょう)着(ちゃく) (XLN) 34
1 浄(じょう)化(か)の輝(かがや)き (M19) 9
1 黎(れい)明(めい)をもたらす者(もの)ライラ (DAR) 26
2 愚(ぐ)蒙(もう)の記(き)念(ねん)像(ぞう) (DAR) 242
2 渇(かつ)望(ぼう)の時(とき) (RIX) 79
6 沼(ぬま) (RIX) 194
2 オルゾフの処(しょ)罰(ばつ)者(しゃ) (RNA) 79
1 アルゲールの断(だん)血(けつ) (XLN) 90
3 泥(どろ)棒(ぼう)ネズミ (GRN) 64
2 喪(そう)心(しん) (DAR) 81
3 疫(えき)病(びょう)造(づく)り師(し) (GRN) 82
3 最(さい)古(こ)再(さい)誕(たん) (DAR) 90
2 ヴラスカの侮(ぶ)辱(じょく) (XLN) 129
4 神(かみ)無(な)き祭(さい)殿(でん) (RNA) 248
4 孤(こ)立(りつ)した礼(れい)拝(はい)堂(どう) (DAR) 241
2 オルゾフの簒(さん)奪(だつ)者(しゃ)、ケイヤ (RNA) 186
2 屈(くつ)辱(じょく) (RNA) 192
2 ケイヤの怒(いか)り (RNA) 187
3 聖(せい)堂(どう)の鐘(かね)憑(つ)き (RNA) 156
2 秤(はかり)の熾(し)天(てん)使(し) (RNA) 205
1 不(ふ)敬(けい)の行(こう)進(しん) (RIX) 166
1 回(かい)生(せい) // 会(かい)稽(けい) (RNA) 228
1 宝(ほう)物(もつ)の地(ち)図(ず) (XLN) 250
1 探(たん)知(ち)の塔(とう) (M19) 249

1 昇(しょう)華(か) // 消(しょう)耗(もう) (RNA) 224
2 屈(くつ)辱(じょく) (RNA) 192
2 ケイヤの怒(いか)り (RNA) 187
1 肉(にく)儀(ぎ)場(じょう)の叫(さけ)び (RNA) 70
1 廃(はい)墟(きょ)の地(ち) (XLN) 254
1 魔(ま)術(じゅつ)遠(とお)眼(め)鏡(がね) (XLN) 248
1 ウルザの後(こう)継(けい)、カーン (DAR) 1
2 希(き)望(ぼう)の夜(よ)明(あ)け (GRN) 8
2 強(きょう)迫(はく) (M19) 94
1 闇(やみ)の取(と)り引(ひ)き (DAR) 83
1 高(こう)塔(とう)の憑(ひょう)依(い)者(しゃ) (RNA) 273

デッキリスト(EN)

7 Plains (RIX) 192
1 Ixalan’s Binding (XLN) 17
1 Settle the Wreckage (XLN) 34
1 Cleansing Nova (M19) 9
1 Lyra Dawnbringer (DAR) 26
2 Memorial to Folly (DAR) 242
2 Moment of Craving (RIX) 79
6 Swamp (RIX) 194
2 Orzhov Enforcer (RNA) 79
1 Arguel’s Blood Fast (XLN) 90
3 Burglar Rat (GRN) 64
2 Cast Down (DAR) 81
3 Plaguecrafter (GRN) 82
3 The Eldest Reborn (DAR) 90
2 Vraska’s Contempt (XLN) 129
4 Godless Shrine (RNA) 248
4 Isolated Chapel (DAR) 241
2 Kaya, Orzhov Usurper (RNA) 186
2 Mortify (RNA) 192
2 Kaya’s Wrath (RNA) 187
3 Basilica Bell-Haunt (RNA) 156
2 Seraph of the Scales (RNA) 205
1 Profane Procession (RIX) 166
1 Revival // Revenge (RNA) 228
1 Treasure Map (XLN) 250
1 Detection Tower (M19) 249

1 Consecrate // Consume (RNA) 224
2 Mortify (RNA) 192
2 Kaya’s Wrath (RNA) 187
1 Cry of the Carnarium (RNA) 70
1 Field of Ruin (XLN) 254
1 Sorcerous Spyglass (XLN) 248
1 Karn, Scion of Urza (DAR) 1
2 Dawn of Hope (GRN) 8
2 Duress (M19) 94
1 Dark Bargain (DAR) 83
1 The Haunt of Hightower (RNA) 273

デッキ概要

序盤は相手の動きを往なしつつ、中盤以降に攻守を入れ替えてじわじわと削ることを目標とする。
ハンデスを絡めることでアグロ、コントロールともにやれることを減らしていく。
また、比較的放置されがちなPW「オルゾフの簒奪者、ケイヤimage」の奥義でビッグスイングを起こすことも狙える。
明確な勝利プランも無いが、比較的あらゆるデッキに対応できるタイプのデッキ。
コントロールと呼ぶべきかミッドレンジと呼ぶべきかは判然としないが、長引けば長引くほどよいというデッキでもないので暫定的にミッドレンジを呼称している。

強み

対アグロへの各種ヒールリソース
対コントロールへのハンデス
死後持ちクリーチャーによる場持ちのよさ
少数の大型クリーチャーやPWへの対応札の多様さ

弱み

打点の低さ(一気にゲームを決めることはできない)
対応するタイプのカードの噛み合いが悪いと為す術なく死
ドローソースがやや貧弱
小型横展開系への対応札の少なさ

ゲームプラン

徹底した除去やハンデスで序盤数ターンを凌ぎ、相手のリソースが枯渇したところでこちらのクリーチャーを展開し、殴り始める。
隙を見て「オルゾフの簒奪者、ケイヤimage」でヒールしつつ奥義の威力を高めておく。
なお、赤単のように攻めが激しいデッキに対しては「オルゾフの簒奪者、ケイヤimage」を使い捨てる場面もある(最低2点ヒールして盤面で4点分受けてくれるので時間稼ぎのデコイとして使う)。

マリガン

2ターン目には相手の脅威に対応できる状況が作れることが一つの目安。
(「オルゾフの処罰者image」でボードを止めるか、「渇望の時」や「喪心」で除去できること)

採用カード解説・補足

ラダーはBO1を主に回していたため、最低条件として赤単を跳ね返せることが要件であった。
また、強欲にもコントロールに対しても刺さるものを探していた。
そこで目をつけたのが以下のカード達。

オルゾフの処罰者image


2ターン目に着地できる接死持ち。地上で勝負してくるデッキに大きく歯止めをかけることができる。
また、死後もあるため2回チャンプブロックができ、対アグロには十分な時間稼ぎ要員となる。
対コントロールにおいても打点1だからとしばらく放置されがちで、ちまちまと3~4点ぐらいダメージを入れてくれるうえ、死後により打点を継続できる。

泥棒ネズミimage


ハンデス要員①。
コントロールデッキがこいつにカウンターを打つことさえあり、結果的に後続の重要な呪文が通りやすくなるという副作用をもたらす。
対アグロでは中盤以降は相手の手札が空なことも少なくないため完璧とは言えないが、序盤に着地させられればハンデス+チャンプブロック要員として大きな仕事ができる。
これが3積みされているといかにも弱そうに見えるが、見た目以上の仕事をしているカード。
ちなみに2ターン目に出すと大体土地を捨てられるが、3ターン目以降は土地以外を落とせるので、我慢できるなら3、4ターン目に出せるとより強力。

疫病造り師image


イゼットドレイクやコントロールのPWを安く処理できる素晴らしいカード(「潜水」や「呪文貫き」をすり抜けることができる)。
ある時このカードの強力さに気づき、こいつを軸にこのデッキを組み始めたと言っても過言ではない。
大体クリーチャーやPWの処理に使うので忘れられがちだが、相手に対象がなければハンデスとなるので無駄になることは少ない。
2ターン目「泥棒ネズミimage」→3ターン目「疫病造り師image」だと1/1を失うだけで相手の盤面を削れるうえ、3/2が残るのもよき。

聖堂の鐘つきimage


ハンデス要員②。
主に対赤単で有名なカード。
赤単に限らず、ほとんどのアグロには3点ヒール+ハンデス+3/4という壁は有効。
マナ拘束は厳しいが、それに見合った強力なカード。

不敬の行進image


あまり期待せずに、半分ぐらいネタのつもりで投入したのだが、思った以上に仕事をしたカード。
リソースを削った状態でこれを置いておくとせっかく引いたクリーチャーもすぐにしまっちゃうおじさんできるので相手は固まる。
愚直に展開してきたらしまっちゃうおじさんからの使っちゃうおじさんできるので旨すぎる。

マッチアップ

ラダーでよく当たるマッチアップごとに簡単なコメントを記載。

赤単

渇望の時image」、「聖堂の鐘つきimage」、「オルゾフの簒奪者、ケイヤimage」辺りが引けることを祈りながらなんとか生き存えることを目標とする。
相手のハンドが尽きるまで持ちこたえられれば大体捲れるが、ぶん回りをされたらどんなデッキでも勝つことはできないので割り切り。
トラッカーに正しく記録されておらず正確な数値はわからないが、体感としては6割ぐらい勝っている印象。
BO1を回すならこのデッキをどうにかすることを考える必要がある。

エスパーコントロール

AOEを打たれてもいいように死後持ちクリーチャーを展開して序盤から削っていく。
可能な限りハンデスを通してご自慢の強力なカード群を次々と捨てていただく。
また、「ドミナリアの英雄、テフェリーimage」には返しのターンですぐに対処できるようにする(「疫病造り師image」、「ヴラスカの侮辱image」、「最古再誕image」等。これらを通すためにカウンターを打たせるデコイもあるとなおよし)。
ハンデスが上手くはまらなかった場合は結局終盤のリソース差で負ける。

門コントロール

エスパーコントロールと同じく、死後持ちクリーチャーを展開して門パイロを打たれても攻め手を継続できるようにする。
ギルド会談image」は可能な限り「屈辱image」で割る。
門の巨像image」は単純に除去しても戻ってくるので、「ヴラスカの侮辱image」か「残骸の漂着image」で追放することを狙う。
手札は少なくできても大量のマナからの「発展//発破image」で突然の死が起こり得るので、余裕があれば「回生//会稽image」でライフ総量を上げておくと安心。

スゥルタイミッドレンジ

BO1ではそれほど多くはないが、それでも強力なデッキ。
序盤は探検クリーチャー、中盤以降は「ハイドロイド混成体image」や「殺戮の暴君image」等が展開されるため、単体除去と全体除去の使い所の見極めが重要。
殺戮の暴君image」、「ビビアン・リードimage」に的確に「疫病造り師image」か「最古再誕image」を当てられるように整えたい。

エスパーミッドレンジ

思考消去image」が辛い。
また、「第1管区の勇姿image」や「正気泥棒image」といった放置できないクリーチャーが多く、「ある程度溜まったらAOEで流して~」みたいな猶予がないことも辛い。
4マナ以降のクリーチャーはこちらと同じものが大抵入っているので殴り勝つプランもやや厳しく、比較的難しいマッチアップ。

イゼットドレイク

疫病造り師image」を投げてるだけで勝てるマッチアップ。

青単

カウンターを構えられるのでAOEで対処しづらいが、「屈辱image」で「執着的探訪image」を狙えば「潜水image」では防げない。
空は「秤の熾天使image」や「黎明をもたらす者ライラimage」でだいぶ止まるので序盤の爆アドムーブを早期に止められれば勝機あり。

白単

適当に除去していれば勝手にリソースが尽きてこちらのペースになる。
除去が足りなければ轢き殺される。そんなもんです。

ターボフォグ

ネクサスは死んだ(BO1並感)。

終わりに

オリジナルデッキでミシックランクまで到達することができ非常に充実感のあるラダーとなった。
カウンターこそ持たないものの、様々な脅威に対応できるデッキであるため使っていて楽しさはあるはず。

ちなみに完全に根拠のないオカルトレベルの話になるが、このデッキでダイヤモンド帯を回している間、所謂環境デッキではないデッキに当たる率が高かった。
マッチングに際してはデッキの構成カードを参照しているというメカニズムがあるという話がどこかで書かれていたのでそれも関係しているのかもしれない。
ラダーを上がる際、それも意識したデッキ内容にすると環境デッキと当たる回数を減らせるみたいな可能性もあるのかもしれない・・・?

ご参考

デッキリストを非常に見やすく出力してくれるツールを開発された方がいらっしゃいますので紹介しておきます。
https://mtg-decklistviewer.netlify.com/

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