【Gwent】メタスナップショット(20170607)

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※本記事はGwentの海外情報サイトGwentlemenの翻訳記事です。

Gwentオープンβ最初のメタスナップショット。Tierリストと各デッキの簡単な解説になっています。近日カード調整が決定しているのでご参考程度に。

 

元ページ:

Meta Snapshot 5 – Gwentlemen

Tier1

クラフコンボ

https://i1.wp.com/i.imgur.com/Clqu4hQ.png

コンボデッキと強力な持ち越し(コンボを複数回使ったりすること)は従来からGwentの競技的なデッキにおいてはキーのコンセプトであった。しかしクラフコンボデッキほど上手くこれを実現したデッキはないだろう。

「オルギエルド」と「モークヴァーグ」はスケリッジの強化能力と噛み合い中核のカードであった。今やそれらのカードは、以前から使われてきた「トルダーロクの盾職人」や新たに修正された「海イノシシ」とのシナジーで3ラウンドに渡り莫大なバリューをもたらすようになった。

さらに「ブロクヴァル一族の狩人」と「ドラムンド一族の盾乙女」は重要な変更が行われた。「ブロクヴァル一族の狩人」は配備能力で任意に3点のダメージを与えながら、隣接ユニットがダメージを受ける度に強化されるという2つ目の能力でレイトゲームの原動力にもなった。「ドラムンド一族の盾乙女」はテンポを、デッキ圧縮であり、さらに簡単に有利なボードスイングを起こせるようになった。

多くの勢力が新たなテックオプションを得たが、スケリッジも例外ではない。「ドナール・アン・ヒンダー」は勢力固有の封印能力持ちであり、2つ目の能力である対戦相手のデッキからブロンズカードを自身の墓地に送るという効果は強力な妨害手段だ。「グレミスト」は柔軟な選択を可能にし、「シグルドリファ」や「フラヤの女司祭」は後半ラウンドでも強力なユニットを復活させ戦力を維持することを可能にする。

ゴールドカードの選択肢は非常にフレキシブルで、メタに合わせて調整しうる。「コーラル」や「マッドマン・ルゴス」はボードコントロール能力があり、「ヤルマール」にはゲームを終わらせる力がある。

ハイレベルプレイヤーや主要なデッキはこのデッキに対する回答を持っている。封印、特にニルフガードの「オーケス」に弱いというところは留意する必要があるだろう。

フォグレット軍団

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オープンβにあたってのアップデートでは天候に多くの修正が行われ、「ダゴン」と「フォグレット」はこの修正の恩恵をかなり大きく受けていることが一目で分かる。

ハイブリッドな天候構築とは異なり、フォグレットデッキはより天候にフォーカスしたものだ。「フォグレット」の召喚能力のおかげで「濃霧」はよく使われ、1枚で敵陣への干渉と自陣のボード形成を行える。「セライノ・ハーピー」はラウンド跨ぎ要員として使われ、「ワイバーン」や「ドラウナー」は相手のボードのコントロールを担う。ハイブリッド天候デッキがテンポとデッキ圧縮のために「エレディン」を使うのに対して、フォグレットデッキはもう1枚の「濃霧」のために「ダゴン」を使用する。

シルバー枠はテンポと相手戦力の減衰に特化しさらなるボードコントロール力をもたらしている。「妖婆」達はテンポをもたらし、「フィーンド」と「ベッカーの邪鏡」は相手がユニット単体を強化しているような場合には大きなスイングを起こすことができる。

強力なデッキではあるが、序盤に飛ばしすぎると後半ラウンドを勝利するのは難しくなる。また、敵の制圧をかなり天候に依存しているので、天候除去手段に豊富なスペル中心デッキに対しては分が悪いだろう。

ミッドレンジニルフガード

https://i1.wp.com/i.imgur.com/zXezgg6.png

オープンβ開幕時の新たなる覇者はミッドレンジニルフガードであり、デッキ構築をリードしている。

「インペリアル・ゴーレム」は「ジョン・カルヴェイト」の初手として非常に強力なテンポをもたらす。「使者」と「カヒル」はリーダー能力の再使用でありかなりの速度のデッキ圧縮能力があり、ほとんどのゲームで全てのカードを引くことができる。

この勢力はシルバー枠に強力かつ多目的なテックオプションを有しており、様々な状況に対応できる構築を可能にしている。「オーケス」「ピーター」「ヴァンヘマー」は攻守両面の解決策を提供する。デッキを仕上げるにあたり、ゴールドカードは非常に互換性に富み、必要に応じて様々な勝利手段をもたらす。「ティボル・エッゲブラフト」はその能力に比較したデメリットの少なさからほぼ固定されているようではあるが、「シリ:ダッシュ」「ヴィレントレテンマース」「シリ」「レジス:上級吸血鬼」「転生」等はポピュラーな選択肢だ。

多くのデッキにははっきりとした弱点があるが、ミッドレンジニルフガードには現在のメタでは極端な弱点が存在しない。致命的なマッチアップが存在しないということが人気の高さの一因であり、そういったマッチアップを恐れることなく使うことができるということだ。一方的に得意なマッチアップもないが、メタで安定したデッキが欲しいのならばそれはこのデッキに他ならない。

スペラテル

https://i1.wp.com/i.imgur.com/n14h1j2.png

Gwentの歴史の中でも最も独特なデッキの1つであり、前例のないやり方で闘う。大量のブロンズスペルカードで相手のボードをコントロールまたは妨害し、ブーストされた何枚かのブロンズユニットカードでゲームを終わらせる。

このデッキの戦略のコアは一見シンプルだ。「ドル・ブラサンナの守護兵」の能力でアドバンテージを得るために可能な限りのスペルを使用する。天候カードの追加と修正のおかげでスペラテルは相手の除去カードを無用のものとし、1ラウンド目のボードコントロールを得ることができる。相手ボードをクリアし続け、「イースネ」「サスキア」「ローチ」のコンボでラウンド1を勝利する。

2ラウンド目は「シリ」や「ヤエヴィン」により消費したカードアドバンテージを補充する。最終ラウンドは残った除去スペルや「シヒール」や「ヴィレントレテンマース」等の強力なボードコントロールカードで相手ボードをコントロールし続ける。相手のリソースが切れたら「イスリン」から「集合」をプレイして「ドル・ブラサンナの守護兵を」召喚してゲームを終わらせる。

スペルを中心とした戦力のおかげで多くのデッキが直面する問題を回避することができる。相手の除去手段はほとんど死にカードになるので、天候効果や「焦土」はただのリソースの無駄遣いとなる。さらに、スペラテルに対抗するためには適切な回答が必要になるので、対応できるデッキはそう多くない。こういった要因のおかげでスペラテルは多くのゲームで有利なマッチアップを取ることができる。

こういった強力な面を持ちながらも、大きな弱点もある。ドロー手段に乏しいというのがよく知られた問題だ。同様に、戦略を知っている相手には1ラウンド目を死守されてしまう。1ラウンド目を取ることはこのデッキにとっては必須であり、1ラウンド目を落とすということはほとんどゲームに負けることを意味する。「ヴィレントレテンマース」や「カンビ」のようなカードで相手がゲーム終了間際にボードを一掃するような手段がある場合はこのデッキはほぼ無力で、「ディメリティウムの枷」がなければ相手に勝利を持っていかれてしまうだろう。

密偵ニルフガード

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ニルフガードの中で最良のアーキタイプだと長らく考えられてきた密偵ニルフガードは、オープンβで新たなカードを得てメタにおけるポジションを押し上げた。

「使者」と「禁衛旅団」が戦略のコアだ。これらのカードは素早くデッキを圧縮し、自陣にファッティを作り出す。「インペリアル・ゴーレム」と「ヴィコヴァロの低級魔道士」はこの戦略を一層加速させる。リーダーに「ジョン・カルヴェイト」を使用することで以前よりも速く必要なユニットを呼び出すことができる。「死体投射機」でボードをコントロールすることもできる。

他のニルフガード構築と同様に、シルバーとゴールドの枠はフレキシブルで強力だ。「ヨアキム・ド・ヴェット」と「カンタレラ」はシナジーもあり概ね固定されている。「レインファーン」は密偵用の新たなレジェンドカードで、ゴールドでない密偵カードをデッキから即座にプレイすることができる。デッキ圧縮のために「使者」を引いてもユーティリティとしてシルバーの密偵カードを引いても仕事をしたと言える。

密偵デッキはミッドレンジ型と多くの共通点があるが、よりアグレッシブなボード制圧とデッキ圧縮を行う。密偵ニルフガードは「禁衛旅団」のブーストと「死体投射機」の除去能力による長期戦でラウンド1を取ることに重きを置いている。後半ラウンドでリソース切れを起こさせるようなデッキのように、ラウンド1を密偵ニルフガードとやりあえるデッキは勝ち筋があるだろう。

Tier2

継戦ドワーフ

https://i0.wp.com/i.imgur.com/8PrgQmz.png

クローズドβ時からスコイアテルの一定の勢力であったが、この数週間でマハカムの名はメタの主流に素早く帰還したようだ。

以前は戦略のコアは「マハカムの守護兵」で大きな戦力値を持ち越すことに依存していた。「バークレイ・エルス」や「デニス・クランメル」「ドワーフの傭兵」の修正により、天候や「牛の屍体」のようなカードの問題を回避しながらバフを行うことができるようになった。

「ブルーヴァー・ホーグ」はこの型の絶対的なリーダーであり、テンポプレイをもたらし(「サスキア」+「ローチ」のコンボ)、「バークレイ・エルス」や「ヤーペン・ジグリン」「デニス・クランメル」といったキーカードを引き込むことができる。

ゴールド枠は非常にフレキシブルでメタや自身のプレイスタイルに合わせて変更することができる。「イスリン」は一般的によく使われ、「集合」や「霊薬(雷光)」の2回使用等を可能にする。「干ばつ」「ラグ・ナ・ログ」「ゾルタン・シヴェイ」「アヴァラック」はよく見られるオプションだ。

このデッキはメタ主流デッキに苦手なマッチアップがある。ラウンド1を大きな継戦を残して勝つことでラウンド2で優位を取ることに依存しているが、スペラテルやミッドレンジニルフガードはそういったカードの除去や封印手段を持っており、戦略を崩されてしまうのだ。

女王近衛兵スケリッジ

https://i2.wp.com/i.imgur.com/KfWwW8Y.png

長らくそうであったように、女王近衛兵はスケリッジのデファクトスタンダードでありオープンβ時の打倒すべきデッキとされてきた。その時期から比べると、ヘイトの集まりとより強力なシナジーの登場で勝率も人気もやや下降しているようだ。しかし勘違いしないでほしい、このデッキは依然として強力なデッキと渡り合う力がある。

かつてはこのデッキは「女王近衛兵」を可能な限り使いまくるというだけのデッキだった。「ブラン王」はデッキ中の「女王近衛兵」を墓地に送ることができた。「トルダーロク一族の盾職人」や「ドレイグ・ボン・ドゥ」は「女王近衛兵」を強化し、「操る者」は「女王近衛兵」のコピーとして利用された。「マッドマン・ルゴス」や「セリス」は強力なオプションとなるような修正が行われた。特に「セリス」の復活能力は大きなスイングをもたらすことができる。

このデッキにはゴールドやシルバーの必須カードが多くないため、テックオプションを豊富に取ることができる。「ゲラルト:イグニ」「コーラル」「ラグ・ナ・ログ」「マッドマン・ルゴス」は強力な除去となり、「ドナール・アン・ヒンダー」や「グレミスト」は様々な状況で使うことができる。

クリンフリットコンボ

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結束はオープンβから追加された新たなメカニズムだが、「クリンフリット旅団」とともに派手に登場した。プレイされると発動して全ての同名カードを強化する能力のおかげで「クリンフリット旅団」は信じられないほど巨大に成長することができる。

同名カードを使いまくるという構築であり、「召喚陣」や「操る者」は追加のコピーをもたらし、「ネネッケ」は墓地の同名カードをデッキに戻すことができる。「援軍」がコンボパーツへのアクセスを可能にし、「シャニ」や「アヴァラック」といったゴールドカードがこれをより推進する。

2つのアーキタイプが成功を収めている。1つ目の構築は「ヘンセルト」を使用した「クリンフリット旅団」集結作戦だ。1ラウンド目を「クリンフリット旅団」やその他のリソースを用いて勝利し、最終ラウンドで「ネネッケ」「援軍」「ヘンセルト」で「クリンフリット旅団」をデッキから一気に集結させて勝利する。2つ目の構築は「フォルテスト」を使うもので、スタッツを底上げするものだ。「ヘンセルト」型のように3ラウンド目で爆発的な戦力値を出せるわけではないが、全ラウンドに渡り安定的に強力で、「レダニア騎士見習い」で強力なボードを作り出すことができる。

「クリンフリット旅団」は強力なカードだが、プランを妨害するカードの影響を受けやすい。「レジス:上級吸血鬼」や「スワース」はデッキの中の「クリンフリット旅団」を除去することができ、「ヴィコヴァロ軍の衛生兵」や「カタカン」等の墓地干渉カードは「ネネッケ」での復活を妨害する。また、「クリンフリット旅団」は通常は同じ戦力値であるため、「焦土」で簡単に除去されてしまう。こういった弱点のため最強とは言えないが、他のデッキと渡り合う力は持っている。

スペルガード

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スペルベースのデッキというのは目新しいものではないが、一部のプレイヤーはスペルガードを活用している。スペルや強力なゴールドカード、強力なデッキ操作を駆使してメタの様々なデッキとやりあうことができる。

スペラテルのように、スペルガードもわずかなユニットを使用する。相違点として、ボードコントロールのために天候に加えて「アルズールの雷撃」や「疫病」「スタメルフォードの激震」といった除去スペルを大量に使用する。「ジョン・カルヴェイト」と「インペリアル・ゴーレム」は早期の勝利のための戦力値をもたらす。

その後、レイトゲームでは「禁衛旅団の重装歩兵」が活躍する。デッキに「インペリアル・ゴーレム」と「禁衛旅団の重装歩兵」以外のブロンズ・シルバーのユニットカードを採用しないことで「禁衛旅団の重装歩兵」は必ずゴールドユニットを引くこととなり、自身をゴールドに昇格させてほとんどの除去に対して無敵となる。強力なフィニッシャーである「ティボル・エッゲブラフト」や「ヴィレントレテンマース」を採用することで、相手の戦力を封殺しながら完全なボードをラウンド3で作り出すことができる。

強力なゲームプランではあるが、欠点がないわけではない。少量の戦力値で闘うということはラウンド1を取ることが難しいということで、ラウンド2で巻き返すのは難しい。「ディメリティウム爆弾」や「ディメリティウムの枷」はボードから安全と思っていたポイントを奪ってしまうカードだ。このような弱点がありTier1ではないが、依然としてメタに存在し、また注意しなければいけないデッキだ。

天候モンスター

https://i0.wp.com/i.imgur.com/qV1Re3D.png

天候の修正がワイルドハントの再興と噛み合ってモンスターの新たなアーキタイプがトップに昇ってきたようだ。ブロンズの天候カードは強力なカードとなり、いくつかの勢力はそれを組み込んだシナジーがあるが、モンスター勢力は天候が戦略の中心だ。

柔軟性がこのアーキタイプの強みであり、ほとんどの枠で柔軟な構築が可能である。「ワイルドハントの猟犬」はユニットが出るだけでなく天候効果を発動し、デッキ圧縮も行う。一方「セライノ・ハーピー」は何でも屋だ。召喚された時点である程度の戦力値を出し、除去が難しく、卵が除去されなければ次ラウンドの戦力を確保することができる。「アークグリフィン」や「ドラウナー」は天候が発動している状態でプレイすることで自陣の天候をクリアしたり、敵ユニットを霜の列に移動させることができる。

シルバー枠は非常に多様なオプションがある。「妖婆」たちはテンポプレイをもたらし、「フィーンド」や「ウォーター・ハグ」は状況に応じた使い方をすることができる。他にも「オクヴィスト」や「ジョタン」はプレイスタイルに応じて採用することができるだろう。

ゴールド枠はこの構築で最も強力な枠かもしれない。「カランシール」は非常に優れており、ボードに対して多くの影響をもたらす。「カイラン」は「ティボル」や「ヤルマール」にも匹敵するサイズになれることが判明し、使用率が高まっている。「ゲールズ」は新たな必須級カードで、強力なフィニッシャーをサーチするだけでなく次ラウンドのドローを確定させることもできる。「サキュバス」や「アヴァラック」「転生」はメタ等に応じて採用を検討できるだろう。

「ワイルドハントの猟犬」を再度利用することができるという点で「エレディン」をリーダーにしているが、このアーキタイプは様々な方向で構築することができる。「ダゴン」はより天候に特化したいならば非常によい選択肢だ。

Tier3

捕食モンスター

https://i0.wp.com/i.imgur.com/5gDh4bW.png

クローズドβでは結果を残せなかったが、捕食型も様々な修正を受け、デッキパワーは上向いている。

この構築のコア戦略は「ヴラン・ウォリアー」や「グール」「カタカン」といった捕食によるアドバンテージの獲得だ。「ネッカー」や「アラキス・ベヒーモス」が捕食用のユニットを生成し、無限の戦力を生み出す。

このデッキには「エキムマーラ」や「セライノ・ハーピー」といったラウンド跨ぎで強力なユニットもあり、「見えざるもの」や「カイラン」は処理が難しい巨大なゴールドとなる。

強力なパワーがあるが、Tierトップのデッキに対してはテンポで劣る。また、封印や初期化能力に非常に弱い。「エキムマーラ」に戦力を集中させても「ピーター」で初期化されてしまうのだ。

公開ニルフガード

https://i0.wp.com/i.imgur.com/U8GfwXa.png

オープンβは公開ニルフガードに多くの恩恵があり、新たな追加カードがデッキをメタでポジションを築くレベルにしている。

ニルフガード勢力のブロンズ、シルバー、ゴールドの様々なカードの独特な公開能力で相手手札の情報を得ることができる。強力なブロンズユニットの「ニルフガードの騎士」や「マンゴネル」はボード制圧力があり、「観測手」は公開するごとに強大になる。

シルバーカードは必要に応じて交換可能だが、「アルブリヒ」は必須カードだ。「シンシア」は調整を受け、公開能力のトリガーにもなり、また大きな戦力値をもたらす。

このデッキにとって最もエキサイティングなことは「レオ・ボンハート」がGwentに登場したことかもしれない。十分なスタッツに加え、手札のユニットを公開することで敵ユニットにその戦力値分のダメージを与える。勢力の通常カードを公開することでも十分なペイオフだが、成長した「観測手」を公開することであらゆる敵を除去することができる。

公開デッキにとってリーダーは目的に応じて選択可能だ。「モルブラン」はさらなる公開のトリガーであり、デッキに投入する公開ユニットの数を抑えることができる。「ジョン・カルヴェイト」はデッキから必要なカードを引っ張ってくることができる。

単純なパワーという点ではこのアーキタイプは決して不足していないが、「観測手」という勝利条件は非常に脆い。「焦土」や「ゲラルト:イグニ」は最たる例だ。さらに、公開能力はゲームが進行するにつれてそのバリューを失い、相手手札を全量開けてしまったあとはカード価値を十分に発揮できずに終わることになる。Tier1デッキの多くに対して不利であることもこのデッキがトップになれない要因だ。

 

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